スレート瓦の葺き替え工事のご紹介 (D's Roofing編)
- 2024.01.01
スレート瓦の葺き替え工事をご注文いただきましたので、ご紹介いたします。
築30年以上経過した物件で、カラーベストが施工してあります。塗装工事もしていない状態で、かなり瓦が傷んででいる物件です。
今回使用させて頂いた商材は、D's roofingのエコグラーニという瓦です。性能などのデータは参考資料の通りです。
簡単にご説明しますと、
① 瓦の積載重量が、和瓦の1/5以下、スレート瓦の1/2以下、 非常に軽量
② ジンカリウム鋼板に自然石粒を付着させているので、20年以上塗装工事不要
③ 厚さをしのぎ、通常の板金屋根よりも雨音が静か と言った性能を誇ります。良い材料ですね。
今回の物件は、既存のカラーベストの上に、施工するカバー工法を採用しました。既存のスレート瓦は、アスベストが含有しており、廃材処分費もかなりの高額になります。木下地が傷んでいる場合は、既存の瓦を除去し、下地木工事から工事を進めますが、今回の物件の状態は問題がありませんでした。
それでは、工事の流れに沿って、ご説明いたします。
既存の全景・スレート瓦の状態です。
経年劣化で、かなり傷んでいる状態がわかります。
ゴムアスファルトルーフィング貼り工事です。
既存のカラーベストの上にルーフィングを貼ります。タッカーでは留められないので、板金を釘で留めつけます。
本体瓦の施工です。
本体瓦は、ステンレス製ゴムパッキン付ビスで上下の瓦を同時に留めつけます。
隅棟のヌキの施工です。
棟板金の下地木材です。ステンレス製のビスで下地木材に留めつけます。
完成です。
棟板金や、壁の雨押えも工事完了です。
全景です。
見違えるほど、美しく仕上がりました。
【 森亀 】では、焼成した瓦だけでなく、このような板金の瓦の工事も大変得意としております。リフォーム工事の際、お勧めしていることは、メンテナンス工事が極力要らない商材をお勧めしております。せっかく高額の工事代金をお支払いいただくのですから、10年ごとに塗装工事が必要な商材は、お勧めしておりません。
どの瓦が一番良いか?とよく聞かれますが、お客様の家の構造やご予算に合った商材が一番お勧めだと思いますので、リフォーム工事をお考えのお客様がみえましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。ベストなプランをご提案させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。