トップライト廻りからの雨漏り修理工事
- 2021.07.01
トップライトからの雨漏り修理工事をさせていただきました。
トップらライトは、お部屋の中に太陽光を取り入れ、解放感を味わえる贅沢な仕様だと思います。
但し、屋根工事をさせていただく業者としては、屋根に開口部を設けることは雨漏りの観点からはお勧めしません。
手を抜かず、しっかりとした工事をすれば問題は無いのですが・・・
今回の物件はこのようなトップライトです。
和瓦に施工してあるトップライトです。
目視では、雨漏りの原因はわかりかねます。
考えられる原因は
① 流れ下側の鉛板のスカート部分が切れている。
② 瓦の納め方の不良
③ 桟瓦下雨返しのシーラーの施工不良
④ ガラスと枠材のコーキングの切れ
⑤ ルーフィングの施工不良 ①から順に多い修理項目です。
新築工事の工事施工順の反対の順で工事を進めます。
雨漏りの原因が分かりました。
本来、トップライト枠材の上まで立ち上がっていないといけないルーフィングが立ち上がっていません。
これは、経年劣化などという問題でなく、施工の不良が原因です。マニュアルに沿って工事していない雨漏りがして当たり前の納め方です。
今まで、雨漏りがしていなかったのが不思議なくらいです。お客様が気の毒です。
工事施工中です。
流れ下側から、防水テープを枠材の上まで貼りました。
経年による防水テープの剥がれを考慮し、継ぎ手にはコーキング処理も併せて行いました。
捨て水切りを施工後、水返しのシーラーも新品で施工。継ぎ手にもコーキング処理。
施工マニュアルに載っていない余分な工事ですが、【 森亀 】では、徹底的にそして丁寧に工事を進めます。
瓦を葺き直して完成です。
トップライト枠材とガラスの接合部分も新しくコーキング処理をおこない、雨漏りを止めることが出来ました。
このように、一つの工程でも手を抜くと雨漏りが発生する事案でした。
お客様の家屋は、お客様の宝でもあります。その宝、そして安心して暮らしていただけるように今後も精進してまいります。
【 森亀 】では、【 瓦屋根診断士 】が屋根の無料点検を実施しております。お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
これで安心して暮らしていただけます。ありがとうございました。