稀に見る、雨漏りの原因
- 2022.07.01
今回は、稀に見る雨漏りの原因のご紹介です。
私自身の経験でも、この原因での雨漏りは、数棟しか出くわしていない本当にレアな物件です。
お客様の中にも、何度も雨漏りを修理しても直らない、原因が分からない、といった方も見えるかもしれませんので、参考にして頂けたらと思います。
現状の状態です。使用されている瓦は、三河産 陶器瓦 色はハイシルバー 築40年ほどの物件です。
桟瓦の谷の部分に、苔が生えています。瓦自体の行儀も良く、綺麗に葺いてある状態です。パッと見ただけでは、雨漏りの心配は無さそうです。
ですが、この苔が問題です。何故なら、通常このような箇所に苔は生えないからです。常に湿っている状態を意味します。
桟瓦を捲ってみると
案の定、赤土がベタベタに濡れ、塊になっているはずの赤土が砂状になっていました。
棟瓦も同様に、赤土は砂状になり、ベタベタに濡れています。
現場調査した日は、夏の晴れの日。そんな日でも濡れているということは、雨が降り続いた場合、全ての赤土が濡れてしまうということです。
赤土は、雨水を吸いますが、一定以上の水分を超えると、あとは軒先に向けて流れるだけです。これが、雨漏りの原因でした。
この雨漏りの原因を突き止めるには、やはり経験が必要で、瓦の参考書にも記載されていない内容です。
【 森亀 】は創業時、瓦製造の窯元でしたので、瓦に関する知識は他社には劣っていません。その経験をもって、雨漏りの原因を究明します。
他社では、見つけられなかった雨漏りの原因があれば、迷わず【 森亀 】にご連絡をください。
現場調査費用やお見積り費用は無料ですので、ご安心くださいませ。